良くある話の始まり |
内田美代子さんは、吉祥寺の美容院に勤める美容師さんです。同郷の友人、前田隆さんは2〜3年前に独立して渋谷で有限会社「シャポー」というブランド物の小物 の店を経営しています。内田さんは、運転資金がいるというので平成15年4月に50万円を前田さんに貸しました。7月に30万円は返してもらいましたが、10月に残額の返済を求めると、年末には必ず返す、借用書も書くからといって100万円を貸して欲しいと懇願され残額と新たに70万円を貸しました。平成16年になり、再三返済を求めたのですが半年近くなるのに一向に返してくれません。 |
相談 |
友達に相談したりしましたが90万円のことだから弁護士さんに相談というわけにも行かないし思案にくれていたところ簡易裁判所の訴訟代理をしている司法書士事務所があるのをインターネットで見て相談に行ってみることにしました。 |
認定司法書士事務所 |
予約の上、事務所をたずね、事情を話しますと前田さんの返済能力のことが聞かれましたが、今でも 商売をやっていることはやっているけど遊びまわってるといううわさと話しました。じゃ直ぐに内容証明で催告しておきましょうとインターネット内容証明で催告してくれました。費用は7千円でした |
証拠を持参 |
前田さんからは内容証明が届いて一度電話があり兄貴に借りてすぐに返すと言っていましたがやはり返してくれません。事務所に電話すると和解分割弁済を認めるにしても訴えておいた方がいいでしょうとのことで、借用書とお金の出入りの分かる預金通帳と印鑑をもって事務所に行きました |
事件の受任 |
事務所に行きその後のいきさつを話し、司法書士への委任状に署名押印して訴訟代理を頼みました。そして着手金として10万円と印紙代を払いました。成功報酬として20%いただくが回収できなければその10万円で終わりということでした。 |
訴えの提起 |
金銭請求事件として東京簡易裁判所に訴状を提出
被告に訴状の写しが裁判所から送られます。 |
期日の決定 |
書記官から司法書士代理人に期日の打ち合わせの連絡が入り1回目の法廷の期日が決まる。 |
答弁書が来る |
前田さんから30万は支払い済みで60万円しか借りていないとの答弁書が送られてくる。 |
内田さんへの同行依頼 |
原告の内田さんは、訴訟代理人を選任しているので必ずしも法廷に出頭する必要はないのですが、相手方が30万円は支払い済みと一部否認しているので出来たら同行してほしいと司法書士が聞くと90万円貸したときに立ち会っていた友人の井上さんを同行してもよいという返事なので来てもらうことにしました |
第一回口頭弁論期日 |
裁判官が原告の訴状を読み被告の言い分を聞いて原告の主張を書証で確かめながら、30万円は支払い済みというが証明できますかと被告に質問する。すると被告は傍聴席の井上さんをチラッと見て記憶違いでしたと抗弁を撤回しました。 |
和解 |
被告が分割払いを求めたので原告がそれを認め 司法委員と 和解室に行き和解室で細部の条件を決めます。法廷にもどり 裁判官が和解を言い渡します。和解調書は後日双方に送られてきます 。 |
一件落着 |
以上、 裁判は40分で終わり あとは被告の支払いを待つ。 |