こうして借金を繰り返し、風俗嬢は誕生してしまいます

 
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風俗嬢はこうして誕生する
 
 
 

ときどきやってくる風俗嬢。先生、本番は私しないよといいながら、どこか寂しそう。両親をなくし犬だけが家族なのという人もいた。

「どうしてこんなことになったのかなって。自分が悪いんだろうなあとは、思うんだけど、それで納得できるっていう話じゃないのよね。

いま、やってることが嫌だってことじゃないのよ、 そんなのはどうってことないし。

そうじゃなくて (借金が)わけのわからないうちに、どんどん増えていったことよ、
それが納得出来ないよ 使った分を払うっていうのならわかるけど、ぜんぜん違うもの

増えるのは高い利息が原因
返済が手取り月収の3割超えた時
債務整理で分割弁済考えれば良かったね


(以前はフツーの)OLだったから収入は手取りで18万円ぐらいかな。ギリギリっていえばそうだけどみんなそんなもんでしょ。家賃が7万円。せっまいワンルームでさ、日当たりも悪くて、ずっといたら体中にカビが生えてきそうな部屋だけど結構な家賃とるのよね。

残り11万円でしょ、暮らすのは大変よ。 光熱費なんてのはひとりだからたかが知れてるけど、洋服代に食事代。これがおっきいのよねえ。洋服は大変よね。 そりゃ社内では制服になるけど、行き帰りがあるじゃない。あなた知らないかもしれないけど、会社の更衣室なんてね、要するに品評会なのよ。OL同士でね、相手がどこのブランドの服着てるのかとか下着は何つけてるのかとかちらちら見てあとで仲間内で話するのよ。」
(夏原武「闇金融道」)

35年の住宅ローンを7年で返済した山崎えり子さんの「節約生活のすすめ」(祥伝社文庫)の中で、山崎さんはお金を貯める秘訣はまず
「見栄を捨てること」「他人の目を気にしないこと」と言ってます。

「そんな状態だもの、何とかしなくちゃって思うじゃない。 自由になるお金が11万しかないのにどうやるのよ。
そりゃバーゲンも使うし、知り合いから安く譲ってもらったりとか 努力するわよ。でも限界があるから。

節約ケチケチ生活にも限界はあるだろう。 人生に目的を設定することが大事なのだが。
そのための努力が、節約、貯金という生き方を 可能にする。
美容師でも看護士、看護婦からFP、宅建でも・・・ 資格を目指す人生もある。
目的を持った合理的な生活が重要だ。

結局はローンよね。丸井のローンなんて当然でしょ。
あそこでまとめて服買ってローンにするのよ。 それでも足りなくなってくるのよね。
靴もバッグも・・・・いろいろね。化粧品ももちろん。 で洋服が何とかなったとしても、今度は付き合いがあるでしょ。 OLも大変よ。ひとつの部署に何人いても、結局はいくつかのグループに分かれるのよ。付き合いで問題は夜よ。素敵なカフェがあるとか、洒落たクラブがあるとか、断れないわよ。

結局、そういうことを繰り返していくうちに、 キャッシングするようになるのよね。 いきなりサラ金なんかいかないわよ、ふつう。 気づくと買い物もカード、借金もカードっていう状態に なってるわけ」

この段階、総債務残額が 150万円から200万円の多重債務者は多い。

この段階では悩みを抱え込んで 自分で何とか解決しようとする。
親や友人に借金して一括弁済することも多い。
債務整理屋とか悪徳弁護士が対象とする客層も この層が多い。

カードは三枚持ってたかな。 会社に入ってすぐに銀行の人に作らされたやつ、 デパートで作ったやつ、それとちょっとだけ通ってたスポーツジムの提携カード。」
(夏原武 「闇金融道」)

カード社会への標準的入門コースだ。 ここから破綻までは3〜4年かかる。突然破綻するわけでは無い。

可処分所得を超えた消費支出の資金繰りに カードが用いられる。 その結果負債が蓄積し、高い金利が その負担を更に重くする。 破綻は誤った消費行動の蓄積の結果なのである。

「会社とは関係ない友達と食事に行ったときね、 支払いするのにわたしがカード出して、 みんなから割り勘で現金もらったの。 もうそうでもしないと現金がなかったのよ。 現金が欲しかったのよ、手元に。もう末期症状ね。 毎月毎月支払日を過ぎるまではドキドキ状態。そのために生きている感覚になっているのよ。

この段階で「特定調停」で債務整理、分割払い協定を結ぶべきだった。風俗嬢にならずに済んだ。
とにかく債権者も利息制限法で引きなおし計算を するにしても元本は戻ってくるのだから 安易な個人融資への貸し手責任を考えれば 破綻防止の特定調停手続きに もっと協力的であって良い。

上記段階に至るまでには時間がかかるのに この段階で適切な対応をしなければ 破綻までは一直線だ。

それで次に手を出したのがサラ金。お決まりのコースよね。 借金のための借金ってやつを始めたってこと。
もう支払いだけで毎月10万超えてたから、 どうしようもないわけ。 だけど、会社やめて田舎に帰るなんて想像も出来なかったもの、 彼氏もいたし。 で、ついにお金が完全に行き詰まるときがきたの。 カードはみんないっぱい。サラ金もいっぱい。 ボーナスまで三ヶ月以上、 しかもそのボーナスだって全部支払いで消えるわけ。 アクセサリも洋服も季節に合わないものは 全部質屋よ。」
(夏原武「闇金融道」)

この段階でも会社を辞めずに済んだ方法があった。 給与所得者再生だ。
特定調停は元本は分割返済するが 給与所得者再生では元本も8割近くカットされる。
特定調停も個人再生も新しい制度で 個人の経済破綻と言えば、 任意整理と自己破産しか知らない専門家も多い。
専門家も知らないからマスコミも知らない。 これでは多重債務者が簡単に 破綻の泥沼に入り込んでしまうわけだ。

「頭抱えたわ。ゴールデンウイークには予定も入ってるし。 2月でまだ寒いのに光熱費がもったいないから部屋では暖房もつけないでずっと布団に入ってた。笑うわ。

そんなときに、レデイースローンなんてのがあるのを偶然、雑誌で見たのよ。 本日即融資。他店で断られた方でも大丈夫。 そ、それにころっといったわけ。

危ない?そんな風には思わなかったな。あのねえ、お金に詰まってきて、じたばたしてるときってのは、余裕がないのよ、わかる? とにかく必要な分をどこかから用意しなくちゃって それだけよ。 カードがだめ、サラ金もだめ、そしたらどうするの? だから借りたのよ。
返すあてなんて考えるのはね、余裕のあるとき。 そうじゃなくなると、どうやって返すかじゃなくて、 どうやって借りてくるかが中心になっちゃうわけ。
(夏原武 「闇金融道」)

こうして闇金(出資法違反 懲役3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金)の被害者が誕生する。 闇金のお兄さん達の中には、この法律の意味がわからず 本当に困ってる人を助けてやってるんだと 考えている人もいる。 そんな人は上記のような債務者に だまされた、恩を仇で返したと激怒する人もいる。
社会には個々の取引を超えて 基本的な経済秩序というものがある。 出資法はそのような国の根本秩序に関わるものだから 罰則も重いのだ。

闇金屋さんからは、あの女は天才的嘘つきだとか 生まれながらの詐欺師だとかの債務者への非難をよく聞く。
上記にあるように、闇金の門を叩く頃になると 債務者の精神状態はすでに正常ではない。 極度の緊張状態で、借りた金額も返済した金額も 忘れてしまっていることが多い。

又、借りんがために、子供をだしに使うこともあるし 約束は破るし、嘘もつけるようになる。
借りたい一心、逃げたい一心が そこまで人間を追い込んでしまう。
闇金の門を叩いて、破綻までは大体2ヶ月 その間、15件〜20件の闇金から借りることになる。
そして最後に法的救済を求めることになる。

精神状態が元に復するまでには一ヶ月はかかる。 闇金整理には特定調停が有効であるが 債務者は手続中は 裁判所の保護下にあるから、 その間に生活を見直し、 精神状態を平常に戻すことが出来る。

「一ヶ月たって、やっぱり返せるはずもないじゃない。 そしたらジャンプしましょうっていわれてね。 ジャンプなんて意味もわからなかったけど、ようするに30万を又借りたことにして、 それで前の分を一度清算するってこと。 だから、今度は45万の借用書になっちゃうよね。」
(夏目武「闇金融道」)

最近は闇金の顧客勧誘のテクノロジーも 進化していて、名称は 「全国勤労者福祉金融互助会」などというのまで 現れた。それが闇であることは電話番号の記載しか ないからすぐに分かるが素人にはわかり難い。
又、若い女性を窓口に置くようになり 又、そのような求人に応募するのに 女性側にも抵抗感はないという。

金融用語にも素人は騙される。 こうした理屈に素人は対抗出来ない。 不正な債務整理に引っかかるのも 債務者が正しい方法に無知であり それを専門家が広く知らせようとしないからである。
二人の特定調停委員のもとで 専門家の支援を得て債権者と話し合い協定を 裁判所で結ぶこと。
これに如くものは無い。

金融屋さんにとっても 元本と法定金利は認めてくれるのだから 良いだろう。債務名義もとれるではないか。 金融屋さんは、債務者に裁判所に行かれないよう あることないことを言ってなんとか 裁判所に行くことを妨げようとする。

しかし、これは憲法の保障した 「裁判を受ける権利」への妨害で 出資法違反以上の 重大な犯罪であることを理解してほしい。

「どうしようもなくなった彼女が選んだのは 風俗で働くことだった。 『別に、誰に言われたってわけじゃない。でもね、別に悲劇ってわけじゃないし、 身売りでもないのよね。そのとき24だったけど、借金が重なって彼氏とも うまくいってなかったし、友達っていうか
同僚のOLともね。

なんか、あたしが苦労してるのに、親元でぬくぬくしてるのが 腹たったわけ。 そりゃ抵抗はあったけど、でも、わたしが月に何十万も 稼ぐっていったらそれしか方法がないじゃない。

風俗求人雑誌なんか初めて見たけど イメージも別に悪くなかったし、 少なくとも本気でやれば稼げそうだなって。

最初はね、バイトでいいかなと思ったんだけど どう考えてもきついし たいして稼げないでしょ、それじゃ。
だから思い切って会社やめちゃった。

いまとなってはそれでもよかったかなって思ってる。 とりあえず借金はあと少しでなくなるから・・・』」
(夏目武「闇金融道」)

こうして普通のOLから風俗嬢が誕生した。 かなりの過払いがあったはずだ。 弁済がすめば、貯金に励むことになるのだろう。 それを元手に商売でも始めるのだろうか。 何とも激烈な人生の始まりだ。 たまに風俗嬢も私の事務所にもやってくる。 新聞配達をしている演劇青年を支援している風俗嬢。ただ体の具合が悪くなって フルタイムでは働けなくなったということだ。

先生、職業何て言えば良いかしらなんて聞かれて 「水商売」って言っとけばと言うのだが 裁判所の人たちはこのような人たちにも目線を配っているのだろうか。

戸籍屋さんの何十人もの養子の一人になって債権者から逃れ逃亡中の風俗嬢もいた。

明るく振舞ってはいても、やはり 何かしら哀れな気がする。

 
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