この不当利得返還請求事件は、千葉県上総一ノ宮に居住するサラリーマンが、札幌市の債権回収会社に対して、51万5347円の過払い金の返還を求めて起こした裁判である。私の事務所ではサラ金訴訟については通常2〜3回で和解で決着を見るので、期日が何回あろうと、そのリスク、すなわち解決までの時間労力の負担はこちら、事務所の能力の問題と考えて相手方一社について、その間、何回期日があろうと5万円の確定料金と決めている。日帰り圏なら交通費だけで日当も頂かない。しかし今回の裁判は例外的に長くかかり、今回で6回目の期日、次回の弁論が最終でそれから判決ということになりそうだ。本音を言えばさすがにまいったなというところだが、私の事務所の過払い金訴訟の安さは、サラ金にショックを与えることで、訴訟前の早めの解決を促進することに真の狙いがある。東京の消費者金融大手は、当事務所の方針を知っているので最近はほとんど訴訟前の和解で決着する。
今回の相手方の会社は、札幌だったのでこのことを知らなかったのだろう。債務処理開始通知書を送ったのが平成16年11月5日だから、1年経ってまだ終わらないということになる。相談者は平成16年10月、サンケイ新聞の広告を見て千葉からやってきた。ヤミ金4件から追われていて、他にサラ金7社から300万円の借り入れがあった。五反田は今はサラリーマンの町で日曜日は実に静かだ。電話もかかってこないから、ゆっくりのんびり仕事が出来る。6時、事務所を出る。日はすでに暮れていた。
1月30日、今日の法廷は1時開廷だ。朝9時半、自宅を出て蒲田駅から品川駅に向かい、そこから千葉駅で乗り換えて上総一ノ宮に向かう、千葉までは千円出してグリーンにのりパソコンで新聞各社のニュースを見る。私はここ5年来新聞をとっていない。パソコンとTVで十分で、必要な記事はパソコンからプリントアウトする。TVも報道2001やサンデープロジェクト、裏番組のサンデージャポンなどは、予約録画して、日曜夜に、ビールを飲みながら見るのがいつもの事となった。
当然、コマーシャルは早送りする。20世紀産業社会は、大衆の時代であると同時に大マスコミ、TVの時代だった。それも終わり21世紀は個人の時代、インターネットとパソコンTVの時代になったようだ。 |