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法律新聞毎週連載 「勝瑞豊の縦横無尽」

 
 
 
 

日本弁護士連合会、21世紀の行方?
 21 国民に知られてこなかった多種多様な弁護士トラブル

 
 

 9月4日土曜日のNHK・TVシリーズ「追跡AtoZ]で、「急増!弁護士トラブル」というドキュメンタリーが放映されていた。冒頭、弁護士と係争中の元依頼人が東京地裁に向かうところが映し出される。この市民は、被告弁護士に対して、証拠書類を紛失したり、期日に、しばしば遅刻したことを理由に、損害賠償を請求している。今、全国で弁護士をめぐるトラブルが増えている。弁護士トラブルと言えば、「サラ金被害者の会」対「サラ金弁護士」というステレオタイプがすぐに浮かんでくるが、本番組では、現在の社会構造から、この弁護士トラブルの原因を探ろうとしている。

 番組後半では、御馴染みの宇都宮弁護士が日弁連会長として、司会者と記者の質問に答えているのだが、歯切れの悪さと、類型的対症療法的な答えに終始していたことが、増大する弁護士トラブルが、実は、弁護士制度の構造的問題と、深い関わりがあることを示唆しているように思われた。借金整理を専門とする弁護士某が全国を対象に配布したCMやチラシ、その弁護士に高額の報酬を請求されたとして、その弁護士某に対し結成された被害者の会とそこに参加している主婦、主婦は言う、「弁護士さんは味方と思っていたけど、違う人もいるんですね」。

 こうした債務整理に関しての弁護士報酬トラブルの急増と並行して、注目すべきなのは、最近、組織暴力団とのつながりをもった弁護士が犯罪に関与する例が増えていることだ。記者の質問に暴力団関係者は言う。「冷や飯を食っている弁護士、山ほどいるじゃん、これは落ち目やなっちゅうのはすぐわかる。たいした仕事もしてないなと、そういう弁護士だったら、どんな報酬でも取るから、目の前に積まれた金、取るよ、そらあ」。人権救済と正義を実現するのが弁護士の職務と、その使命が規定された弁護士法の1条が画面にクローズアップされ、「正義の味方に、今、一体何が起きているのだろう」とナレーションが続く。

 全国の消費者センターによせられた弁護士トラブルは、平成15年の500件から毎年急増し、平成20年には1500件、昨年の平成21年にはついに2000件近くとなってしまった。宇都宮弁護士が指導した「クレサラ被連協」の人達や、そこと提携する弁護士、司法書士によって、悪徳提携弁護士司法書士によるサラ金二次被害ばかりが強調されて来たものだから、弁護士をめぐるトラブルが実に多様で、又、加害弁護士への被害者の泣き寝入りも非常に多いということが、国民にはあまり知られて来なかった。マスメディアの調査報道も、弁護士業界の内部、左右の権力闘争や、その周辺で、弁護士会自治権の影に隠れ繰り広げられていた暴力団がらみの弁護士犯罪などにはなかなか及ばなかったのである。消費者センターによせられた弁護士トラブルは、事前に説明も無く突然300万円の報酬を請求された離婚問題の依頼人とか、相続事件に関し、取り戻した金を依頼弁護士が横領した問題とか、無料相談のはずが料金を取られたというような苦情とか、実に多種多様なのである。

 番組司会者は言う、「弁護士トラブルをめぐる問題が、新たな消費者問題となって来た」と。確かに、弁護士トラブルの増加が新しい局面を迎えつつあるのは間違いない。つまり、国民にとっては、15年前には限りなく遠くにあった司法と弁護士の世界が、国民生活の問題として捉えられるようになって来たのである。


 
 
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